大阪の店舗デザイン・内装工事がおすすめの業者12選!費用相場や施工の流れまでを解説!
大阪で店舗を開業される方にとって、店舗デザイン・内装工事は成功の鍵を握る重要な要素です。
関西最大の商業都市である大阪では、エリアによって異なる特色があり、それぞれに最適な内装デザインが求められます。
しかし、「どの業者に依頼すれば良いのか分からない」「費用がどのくらいかかるのか不安」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大阪で実績豊富な店舗デザイン・内装工事業者12社を厳選してご紹介するとともに、費用相場や業者選びのポイント、施工の流れまで詳しく解説いたします。
これから大阪で店舗を開業される方は、ぜひ参考にしてください。
目次
大阪で店舗デザイン・内装工事を始める前に

店舗デザイン、内装工事を成功させるためには、事前の準備と情報収集が欠かせません。
大阪という立地の特性を理解し、物件の種類や必要な設備を把握することで、後々のトラブルを避けることができます。
ここでは、工事を始める前に知っておくべき重要なポイントを詳しく解説します。
居抜き物件とスケルトン物件の違い
店舗内装工事を検討する際、まず理解しておくべきは物件の種類です。
商業物件は主に「居抜き物件」と「スケルトン物件」に分類されます。
居抜き物件は、前テナントが使用していた内装や設備がそのまま残っている物件のことです。
厨房設備やカウンター、照明器具などがそのまま利用できるため、初期費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。
大阪では特に飲食店の居抜き物件が多く、道頓堀や新世界エリアでは数多くの居抜き物件が流通しています。
一方で、前テナントのイメージが残りやすく、自分の理想とする店舗デザインを実現するには制約があります。
また、設備の老朽化や隠れた不具合が後から発覚することもあるので、契約前の入念なチェックが欠かせません。
スケルトン物件は、内装や設備をすべて撤去し、建物の躯体だけの状態になっている物件です。
天井や壁、床がむき出しの状態で、文字通り「骨組み」だけの状態からスタートします。
スケルトン物件の最大の魅力は、自由度の高さです。
レイアウトから内装デザイン、設備配置まで、すべてを自分の思い通りに設計できます。
特にブランディングを重視する店舗や、独自のコンセプトを持つ店舗には最適です。
ただし、すべてをゼロから作り上げるため、初期費用は居抜き物件と比べて高額になります。
また、工期も長くなる傾向があり、オープンまでの期間中も家賃が発生するため、資金計画は慎重に立てる必要があります。
大阪のエリア別内装トレンドと物件事情
大阪は地区によって異なる特色を持っており、それぞれのエリアに応じた内装トレンドがあります。
梅田・北区エリア
梅田・北区エリアは、大阪のビジネスの中心地として発展を続けています。
このエリアでは、洗練されたモダンなデザインが好まれる傾向があります。
オフィスワーカーや観光客をターゲットとした店舗が多く、清潔感のある白やグレーを基調とした内装や、間接照明を効果的に使ったスタイリッシュなデザインが人気です。
賃料は高めですが、集客力は抜群で、投資回収を見込める立地です。
心斎橋・難波エリア
心斎橋・難波エリアは、大阪の「ミナミ」の中心地として、常に若者文化の発信地となっています。
このエリアでは、インパクトのある派手なデザインや、SNS映えを意識した個性的な内装が求められます。
特に飲食店では、ネオンサインやカラフルな装飾を使った、エンターテイメント性の高い内装が効果的です。
観光客も多いため、日本らしさを演出した和モダンデザインも注目を集めています。
堀江・新町エリア
堀江・新町エリアは、大阪のおしゃれの発信地として知られています。
このエリアでは、トレンドを意識したセンスの良い内装が重要です。
カフェや雑貨店、アパレルショップが多く、ナチュラルテイストやインダストリアルデザインが人気です。
古い建物をリノベーションした店舗も多く、既存の建築要素を活かしたデザインが好まれています。
天王寺・阿倍野エリア
天王寺・阿倍野エリアは、近年再開発が進み、新しい商業施設が次々とオープンしています。
このエリアでは、ファミリー層をターゲットとした温かみのある内装や、年齢層を問わず親しみやすいデザインが効果的です。
木材を多用したナチュラルなデザインや、明るく開放的な空間作りが人気を集めています。
物件事情としては、梅田や心斎橋などの一等地は賃料が高く、保証金も高額になる傾向があります。
一方で、住吉や住之江などの郊外エリアでは、広い面積を手頃な価格で借りることができ、駐車場完備の物件も多いため、郊外型店舗の出店に適しています。
業態別の必須インフラ設備をチェック
店舗の業態によって、必要となるインフラ設備は大きく異なります。
内装工事を始める前に、自分の業態に必要な設備を整理しておくことが重要です。
飲食店の場合
飲食店の場合、厨房設備が最も重要です。
ガス設備、給排水設備、排気設備は必須で、特に大阪では保健所の基準が厳しく、適切な設計が求められます。
また、グリストラップの設置や、十分な換気能力を持つ排気ダクトの設置も必要です。
客席部分では、空調設備の容量計算が重要で、厨房からの熱や湿気を考慮した設計が必要です。
美容室・サロンの場合
美容室・サロンでは、シャンプー台への給排水設備、ドライヤーやパーマ機器用の電気設備が欠かせません。
特に電気容量は十分に確保する必要があります。
また、薬剤の保管や換気設備も重要で、お客様が快適に過ごせる空調環境の整備も必須です。
小売店・アパレルの場合
小売店・アパレルでは、商品ディスプレイ用の照明設備や、試着室の設置、レジ周りの電気設備が主な要件です。
また、商品の盗難防止システムや、在庫管理システムとの連携も考慮した設計が求められます。
オフィス・事務所の場合
オフィス・事務所では、OA機器対応の電気設備、通信設備、空調設備が中心となります。
特に最近では、テレワークとの併用を考慮した設備設計も重要になっています。
これらの設備工事は、内装工事と同時に行うことで効率的に進められます。
ただし、各種許可申請や検査が必要な場合もあるため、経験豊富な業者との連携が不可欠です。
大阪の店舗デザイン・内装工事業者の選び方

数多くの店舗デザイン・内装工事業者が存在する大阪において、自分の店舗に最適な業者を選ぶことは簡単ではありません。
しかし、いくつかの重要なポイントを押さえることで、信頼できる業者を見つけることができます。
ここでは、業者選びで失敗しないための具体的なチェックポイントをご紹介します。
大阪での施工実績が豊富か
業者選びで最も重要なポイントの一つが、大阪での施工実績です。
大阪は全国でも特に商業が盛んな地域で、競合店も多く、成功するためには地域の特性を理解した施工が必要です。
実績豊富な業者は、大阪の各エリアの特色や顧客層を熟知しています。
例えば、道頓堀では観光客向けの派手で分かりやすい看板デザインが効果的ですが、堀江では洗練されたセンスが重視されます。
こうした地域性を理解している業者なら、より効果的な提案をしてもらえるでしょう。
また、大阪での施工実績が多い業者は、地元の職人や協力業者とのネットワークが充実しています。
これにより、質の高い施工を適正価格で提供できる体制が整っています。
急な変更や追加工事が必要になった場合も、迅速に対応してもらえる可能性が高いです。
実績を確認する際は、業者のホームページやパンフレットで施工事例をチェックしましょう。
できれば、自分の業態と同じような店舗の施工事例があるかどうかも確認してください。
さらに、可能であれば実際に施工した店舗を見学させてもらうのも良いでしょう。
設計から施工まで一貫対応できるか
店舗内装工事では、設計と施工が密接に関わり合います。
設計段階で施工のことを考慮していないと、後から問題が発生したり、予算オーバーになったりする可能性があります。
一貫対応できる業者のメリットは、責任の所在が明確であることです。
設計と施工を別々の業者に依頼した場合、問題が発生したときに「設計に問題がある」「施工に問題がある」と責任のなすり合いになることがあります。
一貫対応の業者なら、このような問題を避けることができます。
また、設計から施工まで一つの業者が担当することで、コストダウンも期待できます。
中間マージンが発生しないため、同じ品質でもより安価に施工できる場合があります。
さらに、設計段階から施工を意識した提案ができるため、無駄のない効率的な工事が可能です。
例えば、既存の設備を活用できる設計にすることで、費用を抑えながら効果的な内装を実現できます。
ただし、一貫対応の業者を選ぶ際は、設計力と施工力の両方をしっかりと確認することが重要です。
どちらか一方が弱いと、満足のいく結果が得られない可能性があります。
見積もり内容の透明性
内装工事は高額な投資になるため、見積もりの透明性は非常に重要です。
曖昧な見積もりでは、後から追加費用が発生したり、予算を大幅に超過したりするリスクがあります。
良い業者の見積もりは、工事項目が細かく分かれており、それぞれの単価と数量が明記されています。
「内装工事一式」のような曖昧な項目ではなく、「床仕上げ工事:フローリング貼り ○○㎡ @○○円」のように具体的に記載されています。
また、材料費と労務費が分けて記載されていることも重要です。
これにより、材料のグレードを変更した場合の費用変動が分かりやすくなります。
見積もりを比較する際は、単純に総額だけを見るのではなく、内容をしっかりと確認しましょう。
安い見積もりでも、必要な工事が含まれていなければ、結果的に高額になる可能性があります。
疑問に思う点があれば、遠慮なく質問することが大切です。
快く説明してくれる業者は信頼できる可能性が高いです。
逆に、質問を嫌がったり、曖昧な回答をしたりする業者は避けた方が良いでしょう。
保証・アフターフォロー体制は整っているか
店舗内装工事は完成して終わりではありません。
営業を続けていく中で、設備の不具合や内装の劣化が発生することがあります。
そのため、保証やアフターフォロー体制がしっかりしている業者を選ぶことが重要です。
一般的に、内装工事では1年程度の保証期間が設けられています。
この期間内に施工不良による不具合が発生した場合、無償で修理してもらえます。
ただし、保証の範囲や条件は業者によって異なるため、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
また、保証期間が終了した後も、有償でのメンテナンスサービスを提供している業者もあります。
定期的なメンテナンスを受けることで、内装を長持ちさせることができ、結果的にコストダウンにつながります。
緊急時の対応体制も重要なポイントです。
例えば、営業中に照明が故障したり、空調設備にトラブルが発生したりした場合、迅速に対応してもらえるかどうかは営業に大きく影響します。
大阪で店舗デザイン・内装工事がおすすめの業者12選
大阪には多くの優秀な内装工事業者が存在しますが、その中でも特に実績と評価の高い12社を厳選してご紹介します。
各業者の特徴や強みを理解することで、自分の店舗に最適なパートナーを見つけることができるでしょう。
株式会社オールメイク

株式会社オールメイク(ALLMAKE)は、兵庫県加古川市を拠点とし、大阪・兵庫を中心に年間100件以上の店舗内装工事を手がける実績豊富な総合建設会社です。
プラント設備工事を主軸とした建物修繕事業から発足した経緯があり、構造的な知識が豊富で安全性と耐久性に優れた店舗づくりを得意としています。
基本的な工事は100%自社で責任を持って施工するため、中間業者を挟まない直接契約により、高品質な内装工事をリーズナブルな価格で提供できます。
美容室・サロン・飲食店・クリニック・オフィスまで幅広い業態に対応しており、設計から施工まで一貫したサービスを展開しています。
施工事例も豊富で、大阪府内のドッグサロンや美容室など、業態を問わず高品質な内装工事を提供しています。
E.M.Works

E.M.Worksは、大阪府守口市を拠点とする職人直営の店舗工事専門店です。
自社に在籍する熟練した職人が直接施工を行う点が特徴で、これにより中間マージンを削減し、コストパフォーマンスの高いサービスを提供しています。
飲食店、美容室、クリニック、物販店など幅広い業態の店舗工事に対応しており、特に「職人が直営する店舗工事店」として、設計から施工まで一貫したサービスを提供しています。
また、顧客との直接的なコミュニケーションを重視し、細やかな要望にも柔軟に対応することで、満足度の高い店舗づくりを実現しています。
工事実績は豊富で、特に関西圏での店舗工事において信頼できるパートナーとして多くの事業者から支持を得ています。
職人の技術力と直営体制による品質管理で、予算内での理想的な店舗空間創出を得意としています。
space creat WOOD WORKS
space creat WOOD WORKSは、大阪市港区を拠点として、関西エリア全域(大阪・兵庫・京都・奈良)で店舗設計・内装工事・住宅リフォーム・マンションリノベーションを幅広く手がけています。
長年の経験により培われた豊富なノウハウを活かし、美容室・整骨院・物販店・カフェ・バー・ラーメン店・居酒屋・焼肉店など、業種を問わず幅広い店舗に対応しています。
特に居酒屋・バル業態での施工実績が豊富です。
「居心地のいい空間」「クールな空間」「愛らしい空間」など、漠然としたイメージからでも具体的な形にするプランニング力が高く評価されています。
株式会社グラウンド

ground Co., Ltd.は、大阪市阿倍野区に本社を構える株式会社グラウンドが運営する店舗デザイン・内装工事会社です。
空間デザインに強みを持ち、ただ機能的なだけでなく、来店客の心を掴むような魅力的な店舗空間の創出を得意としています。
飲食店、アパレル、サロンなど多様な業態に対応し、ブランドコンセプトを空間に落とし込む提案力が高く評価されています。
また、設計段階から施工、アフターフォローまで一貫してサポートし、クライアントのビジネス成功を空間デザインの観点から支援しています。
特に「魅力的な店舗空間」の創造において、他社との差別化を図っており、来店客の滞在時間や満足度向上に貢献する店舗づくりを提供しています。
テナント工房

テナント工房は、株式会社匠工房の事業部として運営されている店舗内装工事の専門部門です。
滋賀・京都・大阪の関西圏で事業を展開し、「成長するお店の夢の懸け橋になる」をモットーに掲げています。
単なる内装工事にとどまらず、店舗の成長を見据えた長期的なパートナーシップを築くことを重視している点が特徴です。
新規開業から既存店舗のリニューアルまで幅広く対応し、事業者の成長段階に合わせた最適な店舗づくりを提案しています。
関西圏での豊富な施工実績を持ち、地域特性を理解した提案力が強みで、コストパフォーマンスを重視しながらも、デザイン性と機能性を両立した店舗空間の創出を得意としており、特に飲食業界での評価が高い専門業者です。
株式会社ツープラスフォーデザイン
株式会社ツープラスフォーデザインは、大阪市東成区を拠点として関西を中心に全国で活動を展開しており、住宅・店舗・ショールーム・工場・公共施設など幅広い分野の内装に関する設計デザイン及び施工業務を手がけています。
内装仕上げ工事業と塗装工事業の許可を取得しており、クロス・床の張替え、天井の仕上げ塗装工事、木製建具、キッチンやバスルームの設備入れ替えなど、住宅リフォームから店舗内装まで多岐にわたるニーズに対応可能です。
また、給排水・空調工事、電気工事といった専門的なインフラ設備工事も自社で対応できる技術力を持っています。
飲食店やバーなどの施工事例があり、大阪府、京都府での実績を持ちます。
さらに関東地域(東京都、埼玉県)でも事業展開を行うなど、全国規模での施工を積極的に受け付けています。
MASAKISEKKEI

MASAKISEKKEIは、大阪市西区に拠点を置く設計士が主宰する設計デザイン事務所です。
2016年に設立され、業界20年以上の経験を活かして住宅リフォームと店舗設計デザインを手掛けています。
店舗デザインの経験で培った「見せる空間」の作り方をベースにした空間創出が特徴です。
カフェレスジャパンデザインアワード2019でリノベーション賞を受賞するなど、デザイン性の高さが外部からも評価されています。
特に照明計画と収納計画に重点を置き、機能性とデザイン性を両立した洗練された店舗空間を提供しています。
プラン変更に回数制限がなく、顧客が納得するまで何度でも見直しに対応する柔軟性も大きな魅力です。
図面だけでなく、写真やスケッチ、イメージパースを用いた分かりやすい説明により、完成イメージの共有を重視した安心できる店舗づくりを実現しています。
ウィリアム・シャムロック事務所
ウィリアム・シャムロック事務所(株式会社ウィリアム・シャムロック事務所)は、大阪府摂津市に本社を構える店舗内装専門の施工会社です。
2021年12月に株式会社旭栄建設の店舗内装・店舗改装工事部署から法人化され、より専門性の高い店舗内装業者として事業を展開しています。
「デザイン料をいただかない」というユニークなサービス体系が特徴で、施工会社でありながら店舗デザインを無料で提供することで、予算を抑えたい事業者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
自社職人による直接施工により品質管理を徹底し、飲食店、エステ、塾、オフィスなど幅広い業態に対応しています。
特に開業予算が限られている事業者や、デザインにこだわりたいが費用を抑えたい事業者から高い支持を得ています。
株式会社コスモデザイン企画
株式会社コスモデザイン企画は、大阪市西区京町堀に本社を置く創業35年の老舗店舗デザイン会社です。
豊富な施工実績を誇り、特に「美」「健康」「食」の空間創造を事業の柱としています。
店舗の設計・デザインから内装施工まで一貫対応することを強みとし、特にクリニック、ヘアサロン、飲食店、カフェ、レストランなどの開業・改装を得意分野としています。
35年間で培った経験とノウハウにより、業態特性を理解した機能的かつ魅力的な店舗空間を提供しています。
おしゃれで機能的な店舗デザインが評価され、SNSでも多数の「いいね」を獲得するなど、デザイン性の高さも特徴です。
長年の実績により信頼性が高く、安定した品質の工事とアフターサービスを提供する信頼できるパートナーです。
株式会社センシン

株式会社センシンは大阪の老舗店舗内装工事会社で、1,500件を超える豊富な施工実績を誇ります。
全社員が大工職人という極めて珍しい体制を採用していることが特徴です。
この独特な組織体制により、営業から設計、施工まで全て職人の視点で進められるため、実現可能性の高い提案と高品質な施工を両立しています。
20年以上の実績により培われた技術力と経験値は、複雑な要望や困難な条件の工事においても安定した品質を提供することを可能にしています。
飲食店、美容室、クリニック、物販店など多業態に対応し、特に構造的な制約がある物件や、高い技術力を要求される工事において真価を発揮します。
また、職人による直接施工体制のため中間マージンが発生せず、コストパフォーマンスにも優れた工事を提供しています。
株式会社イール

株式会社イールは、堺市西区太平寺に本社を置く職人直営のリフォーム専門店です。
創業以来、堺市・大阪市・和泉市をはじめとする大阪府全域で住宅リフォームと店舗改装を手掛けています。
完全自社施工による品質管理の徹底と低価格の実現が特徴です。
仲介料が一切発生しないため価格の透明性が高く、表示価格と実際の工事費用に大きな差異が生じる心配がありません。
水まわりリフォームから大規模な店舗改装工事まで幅広く対応し、「高い技術と幅広い対応力」を武器に顧客の多様なニーズに応えています。
小さな修繕から店舗の大規模改装まで柔軟に対応し、現場でのマナーと作業後の清掃にも配慮しています。
数年経過後のトラブルにも寄り添うアフターフォロー体制により、長期的なパートナーシップを築くことを重視した地域密着型のサービスを提供しています。
株式会社 Standard
株式会社Standardは、大阪府吹田市に本社を置くリノベーション会社で、大阪、京都、兵庫など関西エリアを中心に事業を展開しています。
中古マンション・戸建・店舗リノベーションをプロデュースし、物件探しから設計・デザイン・施工までトータルサポートを提供しています。
店舗分野では、店舗・オフィスデザイン・内装工事からロゴや印刷物などの制作まで、店舗・オフィスをトータルでプロデュースすることが大きな特徴です。
また、デザインから施工管理やメンテナンスまでを一貫して手掛け、ブランディングの観点も含めた総合的な店舗づくりを得意としています。
内装空間プロデュース業として建設業許可も取得し、家具製作やインテリア商品のデザイン・製作・販売も行う総合力の高い企業です。
物件の特性を活かしたリノベーションにより、既存建物の価値を最大限に引き出す店舗空間の創出を実現しています。
大阪の店舗デザイン・内装工事の費用相場

店舗デザイン・内装工事を計画する上で、最も気になるのが費用の問題です。
大阪では物件の種類や立地、業態によって費用が大きく変動します。
適切な予算計画を立てるためには、相場を正しく理解し、コストを最適化する方法を知ることが重要です。
業態別の目安
大阪での店舗デザイン・内装工事費用は、業態や物件の状態によって大きく異なります。
一般的な費用相場を業態別に詳しく見ていきましょう。
- 居抜き物件:坪単価20万円~50万円
- スケルトン物件:40万円~80万円
厨房設備が大きな費用要因となり、本格的な厨房設備を導入する場合は300万円以上かかることも珍しくありません。
また、空調設備も重要で、坪あたり3万円程度は見込んでおく必要があります。
カフェや軽食店の場合は比較的費用を抑えることができ、居抜き物件なら坪単価15万円~35万円程度での施工も可能です。
しかし、こだわりのインテリアや特殊な設備を導入する場合は、高級レストラン並みの費用がかかることもあります。
- 坪単価25万円~45万円程度
シャンプー台やセット面の設置、給排水工事、電気工事などが主な費用要因となります。
特に、最新の設備を導入する場合や、高級感のある内装にする場合は、坪単価50万円を超えることもあります。
- 坪単価15万円~35万円程度
アパレル・雑貨店は比較的費用を抑えやすい業態です。
ただし、ブランドイメージを重視した高級な内装や、特殊な什器を使用する場合は費用が高くなります。
試着室の設置や防犯設備の導入も費用に影響します。
- 坪単価10万円~30万円程度
特別な設備が不要な場合は比較的安価に抑えることができますが、会議室の防音工事や、高度なIT設備を導入する場合は費用が上がります。
これらの費用には、設計費、材料費、施工費、諸経費が含まれます。
設計費は居抜き物件で20万円~60万円、スケルトン物件で120万円~180万円程度が相場となっています。
コスト最適化のコツ
限られた予算で効果的な内装を実現するためには、いくつかのコツがあります。
既存設備の流用
既存設備の流用は、最も効果的なコストダウン方法の一つです。
居抜き物件の場合、前テナントの設備を上手に活用することで、大幅な費用削減が可能です。
ただし、設備の状態をしっかりと確認し、メンテナンス費用も考慮して判断することが重要です。
例えば、厨房設備の場合、ガスレンジやシンクなどの基本設備は流用し、必要に応じて一部だけを交換するという方法があります。
これにより、新品を全て揃えるよりも数百万円の節約が可能です。
照明・仕上げの選択
照明・仕上げの選択も費用に大きく影響します。
照明器具は、デザイン性と価格のバランスを考慮して選択することが重要です。
高級な照明器具でなくても、配置や光の使い方次第で十分に魅力的な空間を作ることができます。
LED照明を選択することで、初期費用は若干高くなりますが、電気代の節約とメンテナンス頻度の削減により、長期的にはコストダウンにつながります。
仕上げ材についても、同様の考え方が重要です。
高級な材料を部分的に使用し、目立たない部分には標準的な材料を使用することで、見た目の印象を保ちながらコストを抑えることができます。
工事時期の調整
工事時期の調整も効果的です。
繁忙期を避けて工事を行うことで、職人の確保が容易になり、費用を抑えることができます。
また、複数の店舗を同時に工事する場合は、スケールメリットにより単価を下げることも可能です。
DIY要素の導入
DIY要素の導入も検討する価値があります。
塗装や簡単な什器の取り付けなどは、自分で行うことで費用を削減できます。
ただし、電気工事や給排水工事などの専門的な作業は、必ず有資格者に依頼することが重要です。
店舗デザイン・内装工事の施工スケジュールと工期の目安

店舗内装工事のスケジュールは、物件の状態や工事の規模によって大きく異なります。
適切なスケジュール管理は、予算管理と同じくらい重要な要素です。
企画・設計段階
企画・設計段階は、通常2週間~1ヶ月程度かかります。
この段階では、お客様の要望のヒアリング、現地調査、基本設計、詳細設計、見積作成などが行われます。
じっくりと時間をかけることで、後の工事段階でのトラブルを防ぐことができます。
許可申請・届出
許可申請・届出は、業態によって必要な期間が異なります。
飲食店の場合は保健所への営業許可申請、酒類を扱う場合は税務署への申請が必要です。
これらの申請には通常1~2週間程度かかりますが、書類に不備がある場合はさらに時間がかかることがあります。
工事期間
実際の工事期間は、物件の状態と工事の規模によって決まります。
居抜き物件の軽微な改装の場合は、1~2週間程度で完了することもあります。
既存の設備をそのまま利用し、内装の一部変更や什器の入れ替え程度であれば、営業への影響を最小限に抑えることができます。
居抜き物件での本格的な改装の場合は、3~6週間程度が一般的です。
厨房設備の一部交換や、レイアウトの大幅な変更、内装の全面的な改修などが含まれます。
スケルトン物件の場合は、2~3ヶ月程度の工期が必要です。
電気工事、給排水工事、内装工事、設備工事などを順次行うため、どうしても時間がかかります。
特に、複雑な厨房設備や特殊な設備を導入する場合は、さらに長期間になることもあります。
工事の進行順序
工事の進行順序は一般的に以下のようになります。
- 解体工事
- 電気・給排水などのインフラ工事
- 内装工事
- 設備機器の設置と什器の搬入
この順序を守らないと、後戻り工事が発生し、工期の延長やコストアップの原因となります。
経験豊富な業者であれば、効率的なスケジュール管理により、無駄のない工事進行が可能です。
竣工検査・引き渡し
竣工検査・引き渡しは、工事完了後1週間程度で行われます。
この期間に、設備の動作確認や仕上がりのチェック、必要に応じて微調整などが行われます。
また、試営業・プレオープンの期間も考慮しておく必要があります。
スタッフの研修や、オペレーションの確認のため、本格的な営業開始前に1週間程度の準備期間を設けることが一般的です。
大阪の店舗デザイン・内装工事に関する手続きについて

大阪で店舗内装工事を行う際には、様々な手続きや届出が必要になります。
これらを適切に行わないと、営業開始に支障をきたしたり、法的な問題が発生したりする可能性があります。
建築基準法に関する手続
建築基準法に関する手続きは、最も基本的なものです。
内装工事であっても、用途変更を伴う場合や、一定規模以上の工事を行う場合は、建築確認申請が必要になることがあります。
特に、飲食店への用途変更や、店舗面積が100平方メートルを超える場合は注意が必要です。
消防法に関する手続き
消防法に関する手続きも重要です。
店舗の用途や規模に応じて、消防設備の設置が義務付けられています。
スプリンクラー設備、火災報知設備、避難設備などの設置とともに、消防署への届出が必要です。
これらの手続きを怠ると、営業許可が下りない場合があります。
飲食店の場合
飲食店の場合は、保健所への営業許可申請が必須です。
厨房設備の配置、給排水設備、換気設備などが保健所の基準を満たしている必要があります。
また、食品衛生責任者の設置も必要で、資格取得には講習会の受講が必要です。
酒類を販売する場合
酒類を販売する場合は、税務署への酒類販売業免許申請が必要です。
この申請には、店舗の図面や事業計画書などの提出が求められ、審査に1~2ヶ月程度かかることがあります。
深夜営業を行う場合
深夜営業を行う場合は、警察署への深夜酒類提供飲食店営業の届出が必要です。
この届出には、近隣住民への説明や同意が必要な場合もあり、地域によっては調整に時間がかかることがあります。
労働基準法に関する手続き
労働基準法に関する手続きとして、従業員を雇用する場合は労働基準監督署への届出や、社会保険・雇用保険の手続きなども必要になります。
これらの手続きは複雑で、専門的な知識が必要です。
多くの内装業者は、これらの手続きもサポートしてくれますが、最終的な責任は事業主にあります。
早めに準備を始め、必要に応じて行政書士や建築士などの専門家に相談することをおすすめします。
まとめ

大阪での店舗デザイン・内装工事は、立地の特性を理解し、適切な業者選びを行うことが成功の鍵となります。
居抜き物件とスケルトン物件それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の事業計画に最適な選択をすることが重要です。
業者選びでは、大阪での施工実績、一貫対応の可否、見積もりの透明性、アフターフォロー体制の4つのポイントを重視しましょう。
今回ご紹介した12社は、いずれも大阪で確かな実績を持つ優良業者です。
複数の業者から見積もりを取り、提案内容を比較検討することをおすすめします。
大阪は商業都市として非常に魅力的な立地ですが、同時に競争も激しい地域です。
成功する店舗を作るためには、単に美しい内装を作るだけでなく、お客様に愛され、長く続けられる店舗づくりを心がけることが重要です。
内装工事は大きな投資ですが、それは同時に夢の実現への第一歩でもあります。
この記事が、その一歩を踏み出すお手伝いになれば幸いです。




